一般社団法人 四日市大学エネルギー環境教育研究会

ごあいさつ

 ’世界を見つめ、地域を考える’とは、地球温暖化やトリレンマなどグローバルな問題から発想して、地域で具体的に持続可能な社会を形成するためのプロジェクトを興して知的貢献を行うことであり、それが当研究会のミッションであります。

 最初は、三重県を主とした東海地域に’エネルギー環境教育リテラシー’を啓蒙する目的で資源エネルギー庁受託事業’エネルギー教育調査普及事業’を平成14年度から三年間、その後も継続して’先行拠点大学として17年度から更に三年間、’エネルギー教育調査普及事業’を受託しました。地元学校教員らと共同で、エネルギー環境教育に役立つカリキュラムを作成提案したり、その集大成として、絵本’エネ爺の一生’の作成を行ってきました。

 次いで、地元に3R(reduce, reuse, recycle)事業を提案する’伊勢竹鶏物語’を環境省受託プロジェクトとして2009年に実施しました。里山に繁茂している孟宗竹、産業廃棄物化しているパン屑や野菜屑、地元企業が開発した微生物などを総合的に利用して、養鶏の配合飼料の使用量を半減し、かつ卵の品質を向上させることに100羽の養鶏で実証したのです。引き続き事業化を目指して事業を拡大中です。

 当研究会は、地元に持続可能な社会を目指す人材育成や、そうしたいという気持ちを人々の心に点火する、あるいは持続可能な社会形成に向けたユニークな事業の試行・提案などを通して、四日市から世界に向けてメッセージを具体的に発信していき、 真の’世界を見つめ、地域を考える’活動をして行きます。

四日市大学エネルギー環境教育研究会 会長  新田 義孝


 温暖化、気候変動など、日々悪化に向かう今日の環境問題の解決に向け、自然と社会が共生する持続可能な社会を構築していくために、環境保全に配慮した行動をとることが必要不可欠であります。

 環境保全を目的に、研究・実践の役割を担うのが、三重県・岐阜県・愛知県の大学教授、小・中・高校の教員、行政、市民団体、NPO団体、企業の方々からなる「四日市大学エネルギー環境教育研究会」です。すばらしい仲間と共に新しい価値観を形成していく団体として活動をしています。
 その活動の基盤となる、エネルギー環境教育や食の問題そして社会の問題も含めて、環境保全のための活動実践と地域づくりの発展に繋がるべく、その趣旨に賛同したパートナーシップの仲間と、常に切磋琢磨しながら重要な役割に寄与し、地域社会あるいは学校や企業など広く啓発・推進に資する、実践者のトップランナーの団体へと機能させます。

 次世代の主役である子どもたちにバトンタッチできる健全な社会に、共に成果の一端に携わる喜びを分かち合いたいと考えています。

四日市大学エネルギー環境教育研究会 事務局長  矢口 芳枝


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